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「公衆電話が使いたくなる」キャッチコピーとは?

今回はこんな具体例をもとに、
広告物における「キャッチコピーの書き方」をDZ030_L-thumb-240x320-277.jpg
ご紹介していきたいと思います。

最近は携帯電話が普及し、
街中で公衆電話を見かけることが少なくなりました。

そんな公衆電話ですが「きっと良いところもあるはず!」
ということで、キャッチコピーを使ってその利用を訴えてみたいと思います。

 

本題に入る前に、私がキャッチコピーを考える際の手順についてお話します。
それは、下記のようなものです。

 

1.事実を挙げてみる。
2.事実をメリットに転換してみる。
3.とにかく書く。
4.自分で選んでみる。
5.さらにそれを磨いてみる。

 

1と2に関しては、慣れてくれば
頭の中だけでやってしまってもかまわないのですが、
実際に書き出してみると、とてもわかり易くなると思います。


それでは、「公衆電話が使いたくなるキャッチコピー」を考えていきます。

 

 

1.事実を挙げてみる。


まずは、公衆電話に関する事実を挙げてみます。
ここではあくまで「事実」なので、
「公衆電話が使いたくなる」というお題を意識せずに考えてみます。

ちなみに、私が考えたものは以下の通りです。


・お金(もしくはカード)を入れないと通話ができない。
・携帯にかけると、番号が「公衆電話」となる。
・有線である。
・災害時優先電話である。


もちろん、他にもたくさんあるとは思いますが、
いったんここまでにしておきます。

 

 

2.事実をメリットに転換してみる。


次は、挙げてみた事実を
「公衆電話を使う人にとって嬉しいこと」=「メリット」に転換してみます。

実際に公衆電話を使っている場面(シーン)を想像すると、
その「嬉しい」が具体的になると思います。


・通話時間を、あらかじめコントロールできる。
・誰がかけているか相手にはわからないので、いたずら電話がしやすい。
・携帯と違って、電池切れがない。
・携帯電話や固定電話と比べて、回線のパンクなどが無い。
(もしくは極めて少ない?)


今回は、上記のようなメリットを挙げてみました。


また、下記のメリットは自宅にある固定電話でも言えることなので、
削除しようと思います。
・携帯と違って、電池切れがない。

 

 

3.とにかく書く。


事実のメリット化が済めば、
ようやく実際のキャッチコピーを書いていきます。
ここでは、最初から完成された文章を目指さないこと。
思いついたことは、とにかく書いてみることが大切です。


・友達の愚痴からは「あと5秒で切れるの」で回避。
・名前も名乗らず、好きな子に告白。
・新年のごあいさつに、回線のパンクは野暮ったい。


ここでのポイントは、
「さまざまな年代の男女」の置かれている状況を想像してみること。

例えば、「友達に相談されやすい中学生の女の子」や
「誕生日の彼女にサプライズをしたい男性」などのように。

そうすることで、書く内容がより具体的になります。

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4.自分で選んでみる。


書いてみたキャッチコピーの中から、良いと思うものを選んでみます。

ポイントは、「これで、本当に公衆電話を使いたくなるだろうか?」
と立ち止まって考えること。
「人が動く」=「問題の解決」となっているということが大切です。


「好きな子に??」は学生時代の甘酸っぱい思い出をイメージしたのですが、
ちょっとネガティブな印象を持たれてしまうかもしれません。

「新年の??」は良いと思うのですが、
「新年」という特別な日のみをイメージしているので、
使いたいと思う場面が限定的すぎる気がします。


今回出してみた中ですと、下記のものが解決策として近いと考えました。


・友達の愚痴からは「あと5秒で切れるの」で回避。

 


5.さらにそれを磨いてみる。


上記で出した案ですが、ここからもう少し完成度を上げてみようと思います。
例えば「漢字が良いのか、カタカナが良いのか」、
また「助詞(てにをは)の語呂が良いもの」などを考えてみます。


・友達のグチからは「あと5秒で切れるの」で回避。
・友達のグチは「あと5秒で切れるの」で回避。
・「あと5秒で切れるわ」。友達のグチを回避。
・上司の小言は「あと5秒で切れます」で逃げる。


このような過程を経て、
今回私がたどり着いたキャッチコピーが下記になります。

 

・友達のグチは「あと5秒で切れるの」で回避。

 

さて、このキャッチコピーは皆さんの心には響いたでしょうか?
少しでも「公衆電話を使ってみようかな」と思ってもらえれば、
嬉しいところです。

 

ちなみに、ボツになったものも無駄にはなりません。
しっかり考え抜いた上で採用されなかっただけで、
かなり深みのある文章になっているはずです。

そのため、キャッチコピーを補うボディコピー(リード文)として
使用することで、全体として「伝える力が強い広告物」となります。


せっかくひねり出したアイデアですから、
できるだけ有効活用したいですよね。

 

(hiroyuki)

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